💛第14回日本ジャンボリー(14NJ)💛
2006.8.12
ボーイスカウトの4年に一度のお祭り,日本ジャンボリーに参加してきました.
・・・医療とは関係のない,本当の独り言ですので,興味のない方は先に進まないで下さい・・・
・・・ボーイスカウトに関連のない方には,な〜んにも面白くない内容でごめんなさい・・・
4
年前(2002年),大阪の舞洲で開かれた第13回日本ジャンボリー(13NJ)の開会式,舞洲野球場の客席は2万人の参加者であふれていました.到着早々体調を崩したスカウト達(多くは点滴をしていました)と一緒に1塁側ベンチに入っていた私は,式が始まるや否やはからずもポロポロと涙を流してしまいました.
そもそも医者になろうと思ったきっかけはボーイスカウトにあったことを思いだしました.
「世の中の役にたつ人間になりなさい」
「人のためになるスカウトになろう」
「善いことをして報いを求めないのがスカウトだ」
そんな風に育てられるうちに,直接に人の役にたつことを実感できる仕事につきたい,そう思うようになったのでした.
ジャンボリーの救護所で奉仕している,それは中高生の頃の私が描いた唯一の将来の具体像でした.
大学に入って6年,医師になって14年,本当にたまたまの機会で参加することになった13NJの開会式で,すっかり忘れていたそんなことを思いだしたのです.
救護所の仕事は,普段の診療とは違う肉体的にも精神的にもストレスの多い仕事でしたが,もとより好きで参加している訳ですから楽しくて楽しくてフル充電して帰ってまいりました.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて4年が経ち,またジャンボリーの年が巡ってきました.今回は能登半島の尖端の石川県珠洲市が会場です.
前回の救護所のメンバーも4年経てばずいぶん変わります.今回は見学だけと言われた先生.転勤になられた先生,私自身も勤務医から開業医へと大きく状況が変わりました.
でも...やっぱり行っちゃう!!
正面ゲート.
奉仕隊の高校生が交代で24時間門番をしています.
アメリカのスカウト(赤い帽子の女性)が店を広げて、ワッペンやバッジの交換が始まりました。
第7サブキャンプの入り口.
奈良・大阪・和歌山で運営しています.左に記された諸外国のスカウトもこのSCに参加していました.
ここにも門番の奉仕隊が.ご苦労様です
サブキャンプの風景.
左が本部など,奥にスカウトのテントがずらっとならびます(約2000人分).救護所は写真の左の端にあります.
7SCの救護所.医師3名.看護師3名.
白いテントで診察.奥に簡易ベッドが4つ.
左から二人目が私.私はキャンプではヒゲを剃りません...
中央救護所は立派です(テントですが).
救急車があり,検査もできます.
我が参加隊のキャンプサイト(大阪第1隊)です.
「キャンプに行ってきました」というと,「お子さんも一緒で楽しいですね」と言われますが,我が子とは数回しか顔を合わせていません...
生まれ育った地域からも参加があります.
昔一緒に活動した仲間,その子供...の姿がありました.
表敬訪問はジャンボリーの楽しみのひとつです.
TDLにも負けじとパレードが.
会期中ずっと練習している姿が印象的でした.
海のプログラムも豊富で楽しそうです.
救護所勤務には縁のない世界でしたが...
4年前,体調を崩して救護所に来られたロサンゼルスの日系一世の隊長さんが再び参加しておられました.今回はご自身は派遣団長,お子さんが隊長,お孫さんが隊員の三世代同時参加でした.今回は幸い受診の必要はなかったようですが,4年前の話などするうちに同世代の隊長さんと少しだけ友達になりました.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
野外でお腹から大きな声を出して暮らすことが,私にとっては何よりの活力源であることを改めて実感いたしました.都会での日々の暮らしではついつい忘れてしまいがちです.
すっかり元気を取り戻して帰ってきました.初心に立ち返って明るく,ほがらかに,まじめに診療を行ってまいります.
スカウトの皆さん,4年後静岡でお会いしましょう! って救護所でお会いしてたらあかんやん...
hirotani-clinic「@」heart.plala.or.jp (迷惑メール防止のため@の前後に「」をつけています)